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熱田神宮 豊年祭

5月は熱田神宮で神事が続いて行われていて、2011年5月8日は「豊年祭」が行われた。

 

この祭は、神宮のHPによると

 

「「花のとう」と呼ばれ親しまれている農業神事です。「おためし所(西楽所)」に造られた畠と田を模した飾り物の出来具合により農家の方々自らが今年の作柄を占っております。境内には野菜の苗、植木等の市が並びます。

 日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国平定の道すがらあまねく人々に農耕・養蚕などの産業技術を授けられた御徳を今も感謝する祭りです。

 祭りでは、西楽所内に神職によって作られた畠所(はたどころ)と田所(たどころ)の模型が飾られ、8日より13日まで一般に展覧します。農業関係者はこの田所、畠所の出来具合によってその年の作柄を占っております。」

 

朝8時開始ということで、7時ごろ家を出て、名鉄神宮前駅のスターバックスで朝食にして、7時50分ごろ本宮前に行く。

 

神主さんたちは、8時に神楽殿前に集合、本宮前の森の中の斎場で祓いの儀式をしたあと、本殿のなかへと入っていった。

神主さんたちはなかなか出てこなかったが、神楽殿前の西楽所では、その飾り付けが公開された。

 
 

西楽所の横で、1枚100円でこの飾り付けを描いた図を配布していたので私も1枚買った。

この図を手にした人たちは、人形の色とか、飾りつけの内容を書き込んでいる。

これで、どうやって今年の作柄を占うんだろうと不思議に思い、神宮の広報の人だろうか、いつもカメラで記録している神社の人に聞いてみると、ここに来ている人たちは、村というか、今は農協かもしれないけど、そうしたところからの代表の人たちで、飾り付けの様子を記録して、それぞれのところでこれまで録りためた図の記録とその年の状況を照らし合わせて今年の天候などを予測して、作柄を占うんだそうだ。

 

このあと、この日は快晴の朝ということで、まだ参拝者も少ない境内の新緑を眺めて楽しんだ。